投稿日:2023年1月8日

こんな所に使われる!プラスチック用金型の成形法をご紹介

こんにちは!茨城県日立市に拠点を構え、板金絞り・プレス絞り加工など各種金型製造を行っております株式会社川崎精工です。
製品製造に使う金型にはさまざまな種類があり、テレビや携帯電話など、さまざまな部品にはプラスチック用金型が使われます。
プラスチック製品を生産するには、いくつかの成形法があり、形状や用途、材料などを考慮して選択しなければなりません。
今回はプラスチック用金型の成形法をご紹介します。

射出成形

ご紹介!
射出成型は、合成樹脂などを金型に流し込む成型方法であり、プラスチック製品の製造において最も一般的な工法です。
複雑な形状を含む多ような形状の部品に対応でき、大量生産に適した工法のため、日用品をはじめ多くの製品製造に利用されます。
他の工法より短いサイクルで製造でき、仕上げ加工・後加工が少ないため製造コストを抑えることが可能です。
そのため、大量生産において金型費用と成形コストを比較すると、他の工法より安くなります。

圧縮成形

圧縮成形は流動性のある熱硬化樹脂を金型に入れ、圧力と熱を加え固めて成形する方法です。
金型は必要ですが複雑な形状には対応できない反面、金型製作にかかるコストを抑えることが可能です。
成形時は材料を加圧・充填させるため高密度な製品づくりが可能であり、成形材料を無駄なく使えますが厚みのあるバリが出ます。
しかし、製造過程においてガスが多く発生するため、金型に付着した材料の掃除に時間を要します。

真空成型

真空成型は加熱により柔らかくした熱可塑性樹脂シートを用意し、金型とシートの間を真空状態にしてシートに密着させる成型方法です。
材料は成形機に1枚ずつセットするため簡単に色変更が可能です。
成型後の加工変更が射出成形より容易であり、大型で薄い部品の成形に向いています。
また、金型は短期間に安く製作でき、生産個数に合わせた材質を選択できるため、多品種少量生産に適しています。

川崎精工へご相談ください!

お問い合わせ
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弊社は二次下請け業者として、大手メーカ様からプレス加工会社様へ発注された製品製造の金型設計などを行っています。
主に自動車機器・モーター類・家電・精密機器部品などを扱い、用途・形状・数量において幅広いニーズに対応可能です。
製品づくりはお客様のご要望に寄り添い、板金絞り・プレス絞り加工・3D絞り加工など、最適な提案をしています。
金型製作のご依頼は、弊社お問い合わせフォームまたはお電話へご連絡ください。
最後までご覧頂き誠にありがとうございました。

株式会社川崎精工|茨城県日立市|プレス金型製造・プレス絞り加工
株式会社川崎精工
〒319-1231 茨城県日立市留町前川1187-2
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