こんにちは。
茨城県に拠点を置き、金型設計、加工を行っている株式会社川﨑精工です。
弊社では、主に絞り加工やプレス絞り加工、板金絞りなどの加工方法を用いて、金型の加工や製造を行っています。
近年、金型製造工程を削減し、最短の納期でお客様に引き渡すために注目を浴びている素材をご存じですか？
注目を集めている素材、それは「プリハードン鋼」です。
今回はこのプリハードン鋼についてご説明しようと思いますので、ぜひご興味のある方は最後までお付き合いくださいませ。
プリハードン鋼とは
プリハードン鋼とは、中程度の焼き入れ処理がすでに施されている金属材料のことです。
炭素鋼などの鋼材を、焼入れや焼もどし、焼きならしなどで調質されたものを指します。
調質工程ごとに適した温度で作業を行うことで、切削などの機械加工を行いやすいよう開発された素材です。
プリハードン鋼が注目される理由
金型加工において加工しやすいように開発されたプリハードン鋼ですが、どうして注目されているのでしょうか。
その理由は2つあります。
製作時間の短縮
プリハードン鋼を使用することで、金型製作時間を短縮できます。
金型の材料となる金属の焼き入れ、焼き戻しなどの工程を省くことが出来るからです。
すでに焼き入れなどの調質加工されているため、加工後の熱処理を必要としません。
そのため大きく製作時間を短縮できるのです。
硬さを維持しつつ加工しやすい
硬い素材を加工する場合、硬すぎて加工しづらいことがデメリットとして挙げられます。
しかしプリハードン鋼は、予めに行う調質で細かい結晶状態にするため、本来の硬さを維持しつつ加工しやすいようになっています。
そのため加工時間にも時間をかけることなく、金型加工が可能なのです。
最新素材や技術に注目し金型加工に改革を
今回はプリハードン鋼について説明しました。
今後もこのように開発された最新素材や技術が導入されてくることでしょう。
そういった素材や技術を活用できるよう、老舗金型加工業者として技術向上に取り組み続ける所存です。
金型設計、製造業者をお探しの企業様は、ぜひ川﨑精工にお任せください。
ご提示いただいた予算内で、最高のご提案をさせていただきます。
ご相談・お問い合わせは、お問い合わせページよりご連絡くださいませ。
最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
