投稿日:2023年11月9日

深絞り加工の焼き付き対策についてご紹介します!

こんにちは!茨城県日立市に拠点を構え、精密金型設計・製作・組み立てや、板金絞り・プレス絞り加工の業者として活動している、株式会社川崎精工です。
プレス絞り加工を行っていると、焼き付きが起きてしまうことがあります。
そこで今回は、深絞り加工における、焼き付き対策についてご紹介します。

パンチ・ダイスに表面処理を行う

金属部品
焼き付きとは、深絞り加工で板金と金型の間に発生する高温と高圧力によって、板金の一部が金型に溶着してしまう現象です。
焼き付きが起こると、製品の表面品質や寸法精度が低下したり、金型の寿命が短くなったりします。
焼き付きを防ぐためには、板金と金型の摩擦を減らすことが重要です。
そのためには、パンチやダイスと呼ばれる金型の主要部分への表面処理が効果的です。
表面処理とは、パンチやダイスなどの表面に特殊なコーティングや皮膜を形成することで、硬さや耐摩耗性を向上させる技術を指します。

加工油の散布方法を考えて、置き油膜切れを防止

もう一つの焼き付き対策として、加工油の散布方法を考えることが挙げられます。
加工油とは、深絞り加工で板金と金型の間に塗布する液体のことで、摩擦や熱を低減させ、油膜切れを防ぐ役割を果たします。
加工油は、適切な量とタイミングで散布することが重要です。
散布量が少なすぎると、板金と金型の間に十分な油膜が形成されず、焼き付きの原因となります。
散布量が多すぎると、油が飛び散って周囲を汚したり、製品の洗浄コストが増加したりします。
また、散布タイミングも重要です。
散布タイミングが早すぎると、油膜が乾燥して効果が低下します。
散布タイミングが遅すぎると、板金と金型の接触部分に油膜が形成されず、焼き付きの原因となってしまうのです。
弊社では、加工油の種類や粘度、プレス機の速度や圧力などを考慮して、最適な散布方法を設定しております。

深絞り加工のご対応はお任せください!

電卓とペン
以上、深絞り加工における焼き付き対策についてご紹介しました。
弊社は、50年以上の実績を持つプロフェッショナルとして、焼き付きを防ぐために、細心の注意を払った施工を心掛けております。
また、茨城県日立市に拠点を構えておりますが、茨城県内やその他地域でも、対応可能です。
いかなるご依頼においても、納期厳守で高品質な金型をご提供いたします。
ご相談やご質問がございましたら、深絞り加工業者として活動している弊社へ、お気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

株式会社川崎精工|茨城県日立市|プレス金型製造・プレス絞り加工
株式会社川崎精工
〒319-1231 茨城県日立市留町前川1187-2
TEL:0294-53-5803 FAX:0294-53-8198


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