投稿日:2023年11月3日

深絞り加工を行う際に知っておくべき数値って?

こんにちは!株式会社川崎精工です。
弊社は茨城県日立市に拠点を置き、精密金型設計・製作・組み立てや、板金絞り・プレス絞り加工などを手掛ける業者です。
深絞り加工を行う際に重視される数値が3つあるのをご存じでしょうか?
今回は、深絞り加工について、その基礎知識として知っておくべき数値についてご紹介します。

加工硬化係数とは

紹介するビジネスマン
加工硬化係数とは、金属材料が加工されることで、かたさが増す現象を表す数値です。
加工硬化係数が高いほど、加工された部分がかたくなります。
深絞り加工では、板金をプレス機で絞り込むことで、板金の表面に大きな圧力がかかり、加工硬化によってかたくなるのです。
この現象は、板金の品質を向上させる効果がありますが、同時に加工性や延性を低下させ、加工硬化が進み過ぎるともろくなってしまうなどのデメリットもあります。
従って、深絞り加工を行う際には、加工硬化係数を考慮して、適切な板厚や材質を選択する必要があります。

ランクフォード値とは

ランクフォード値とは、絞り加工を行う際に金属材料が板幅の方向に変形しやすいか、板厚のほうに変形しやすいかを表す数値です。
ランクフォード値が高いほど、板幅の方向に変形しやすいため、深絞り加工に向いています。
ランクフォード値が低いと、板厚のほうに変形してしまうため、絞り込み時に亀裂やしわが発生しやすくなります。
従って、深絞り加工を行う際には、ランクフォード値も考慮する必要があるのです。

限界絞り比とは

限界絞り比とは、加工時に割れなどが発生しない、最大値のことです。
絞り比は、金属板の直径を、形成を行うためのパンチの直径で割ったもので求められ、この比率が大きいほど、より深く絞り加工を行えます。

深絞り加工業者をお探しの方はぜひ弊社へ!

金属のアイコンが並ぶ
以上、深絞り加工について、その基礎知識として知っておくべき数値についてご紹介しました。
深絞り加工は、精密な金型と高度な技術が必要な加工法です。
弊社は、50年以上の実績を持つプロフェッショナルとして、深絞り加工を得意としております。
また、精密プレス絞り加工や3D絞り加工などといった加工法にも対応可能です。
更に、弊社は茨城県日立市に拠点を構えておりますが、茨城県内やその他地域でもご依頼に応じております。
深絞り加工に関するご相談やご質問がございましたら、ぜひお問い合わせフォームからご連絡ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

株式会社川崎精工|茨城県日立市|プレス金型製造・プレス絞り加工
株式会社川崎精工
〒319-1231 茨城県日立市留町前川1187-2
TEL:0294-53-5803 FAX:0294-53-8198


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