投稿日:2024年1月5日

板金絞りをお考えの方必見!金属の伸び特性って?

こんにちは!株式会社川崎精工です。
弊社は、茨城県日立市に拠点を置き、板金絞り・プレス絞り加工や精密金型設計・製作・組み立てを手掛ける業者です。
金属にはさまざまな種類があり、それぞれ伸びやすさや加工のしやすさが異なることはご存じでしょうか?
この記事では、板金絞りなどの絞り加工に必須となる、金属の伸び特性についてお話します。

加工硬化傾向が大きいと伸びも大きい

金属部品と図面と工具
絞り加工とは、板金をプレス機で圧力をかけて成形する加工法です。
プレス機で圧力をかけときに、板金には加工硬化という現象が起こります。
加工硬化とは、金属が加工されることで内部の結晶構造が変化し、硬くなることです。
一般的に、加工硬化傾向が大きいということは、伸びも大きくなります。
伸びとは、金属が破断するまでにどれだけ変形できるかを表す指標です。
つまり、加工硬化傾向が大きい金属は、板金絞りなどの絞り加工で深く成形できる可能性が高いといえるでしょう。

金属によって伸びが大きく違う

しかし、伸びは加工硬化傾向だけで決まるわけではありません。
金属は種類によっても伸びが大きく違います。
例えば、アルミニウムや銅などの非鉄金属は、鉄やステンレスなどの鉄鋼よりも伸びが大きいです。
これは、非鉄金属の方が結晶構造が単純で、変形しやすいからです。
また、同じ鉄鋼でも、炭素含有量や添加元素などによって伸びが異なります。
例えば、炭素含有量が多いとかたさが増す代わりに伸びが小さくなります。
また、一様に金属が伸びる、一様伸びに優れた金属や、局所的に金属が伸びる局所伸びに優れた金属など、金属によって性質が異なるため、加工に合わせた金属を選ぶことが大切です。

金型の設計・製作・組み立ての依頼はぜひ弊社へ

ノートパソコンとペンとメモ
今回は金属の伸び特性についてご紹介いたしました。
絞り加工を行う際に伸び特性に合わない金属を選んだ場合、板金が破断したり亀裂が入ったりする恐れがあります。
弊社では、お客様のご要望に合わせて最適な加工方法をご提案します。
また、弊社はプレス絞り加工を得意とし、精密プレス絞り加工や3D絞り加工などといった最新の加工法にも対応可能です。
茨城県内やその他地域で、板金絞り業者や深絞り加工業者、金型製造業者などをお探しの際は、ぜひ弊社へお問い合わせください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

株式会社川崎精工|茨城県日立市|プレス金型製造・プレス絞り加工
株式会社川崎精工
〒319-1231 茨城県日立市留町前川1187-2
TEL:0294-53-5803 FAX:0294-53-8198


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