投稿日:2023年1月5日

量とコストどちらを優先?金型の仮型・本型を徹底比較!

こんにちは!茨城県日立市に拠点を置き、県内・全国を対象とし精密金型の設計・製作、プレス絞り加工などを手掛ける株式会社川崎精工です。
製品の生産に必要な金型には仮型と本型があり、どちらを使えばよいのか、あるいは両方必要なのか迷いませんか。
仮型と本型は生産量や製品の精度、用途、コスト面も考慮した上で、個々のニーズに合わせて検討しなければなりません。
そこで、今回は金型の仮型・本型についてご紹介します。

仮型(簡易金型)

メリット・デメリット
仮型は本型に対して、仮の金型という意味で使うことが多いため、簡易型・簡易金型・試作金型とも呼ばれます。
金型は柔らかいアルミなどでつくることが多く、加工しやすいため納期が短く作成コストも安く済みます。
しかし、アルミ製のため耐久度が低く消耗しやすい点があり、成形できる製品の数(ショット数)も本型より少ないのです。
そのため、仮型は製品を量産する前の試作品、小・中ロットの生産、展示会で配るノベルティなどに使用されます。
逆に必要とする数が少量であり、完成までの時間がなく費用を抑えたい場合に適していると言えます。

本型(量産金型)

本型は、本金型・量産型・量産金型と呼び、製品を大量生産するために使う金型です。
金型は量産数に応じた硬度の鋼材を使用し、試作品を作成し繰り返しテストを行って精度を高めるため完成まで時間を要します。
そのため、初期費用はかかりますが、短時間に高品質な製品を大量生産できるため、製品1個あたりのコストを安くできます。
また、鋼材でできているため耐久性が高く、仮型では難しい大型部品や複雑な形状の部品生産にも対応可能です。
大手メーカーが大量生産する製品の金型の多くは、試作段階では仮型を使って試作品を成型し、最終的に鋼の本型を使います。
仮型と本型の選択は、成形品をどのような金型でつくるのか、試作と量産、少量生産と大量生産を熟慮することが肝心です。

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弊社は創業以来、多様な金型製造に携わり、あらゆる材質・加工・数量に対応できる体制を整えています。
金型製造に必要な設備を揃え、歴史とともに継承してきた知識と加工技術により高品質な製品をご提供してきました。
同業者の中でも導入の少ないプレス絞り加工をはじめ、精密絞り加工・3D絞り加工・板金絞り加工などにも対応可能です。
金型製作などのご依頼・ご相談は、弊社お問い合わせフォームまたはお電話へご連絡ください。
最後までご覧頂き誠にありがとうございました。

株式会社川崎精工|茨城県日立市|プレス金型製造・プレス絞り加工
株式会社川崎精工
〒319-1231 茨城県日立市留町前川1187-2
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