投稿日:2023年11月27日

深絞り加工と絞り加工はどう違う?

こんにちは!株式会社川崎精工です。
弊社は茨城県日立市を拠点に、茨城県内やその他地域で精密金型設計・製作・組み立て、板金絞り・プレス絞り加工などの業務を行っております。
深絞り加工と絞り加工には違いがあることをご存じでしょうか?
今回は、深絞り加工と絞り加工の違いについて、分かりやすくご説明したいと思います。

絞り加工とは

たくさんのはてなマーク
絞り加工とは、板金をプレス機で押し込んで成形する加工法の一種です。
絞り加工の特徴は板金の厚さは変化せず、形状だけが変わることです。
この方法でつくられた製品は、自動車や家電などの分野で広く利用されています。
絞り加工では、板金を金型にセットしてプレス機で圧力をかけます。
製品をつくる際に使用するのは、板金の形状やサイズに合わせてつくられた金属製の型です。
金型には、上部にあるパンチと下部にあるダイがあります。
パンチは板金を押し込む役割を果たし、ダイは板金を受け止める役割を果たします。

絞り加工の中でも底が深いものを深絞りという

絞り加工の中でも、底が深いものを深絞り、底が浅いものを浅絞りと呼びます。
深絞りとは、製品の高さが直径よりも大きいものを指します。
例えば、缶やボトルなどが深絞りの製品です。
深絞りは、通常の絞り加工よりも難易度が高くなります。
その理由は、底が深くなると、板金にかかる圧力や摩擦が増えるため、割れやしわが発生しやすくなるためです。
また、底が深くなると、板金が伸びきらない可能性もあります。
そのため、深絞りでは、板金の材質や厚さ、成形する形状や深さなどによって、適切なプレス力や速度、温度などの条件を正確に把握し、調整する必要があるのです。

深絞りは絞り加工を繰り返す

深絞りは通常の絞り加工のように、一度のプレスでは成形できません。
一度に底を深くすると、板金に大きな負荷がかかって破損する恐れがあります。
そこで、深絞りでは絞り加工を段階的に繰り返します。
最初は浅い形状に成形し、次第に底を深くしていくのです。
このようにして、最終的に目的の形状に仕上げます。

プレス絞り加工を得意とする弊社にご相談を!

案内する女性
以上のように、深絞りは通常の絞り加工よりも複雑で繊細な加工法となります。
品質の高い深絞り加工を行うためには、絞り加工の仕組みや条件を理解し、適切な金型を設計し、段階的に成形できる専門業者に依頼することが大切です。
株式会社川崎精工は、50年以上の実績を持つ精密金型設計・製作・組み立てのプロフェッショナルです。
プレス絞り加工を得意とし、精密プレス絞り加工や3D絞り加工などといった加工法にも対応しております。
深絞り加工業者をお探しの際は、ぜひ弊社へお問い合わせください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

株式会社川崎精工|茨城県日立市|プレス金型製造・プレス絞り加工
株式会社川崎精工
〒319-1231 茨城県日立市留町前川1187-2
TEL:0294-53-5803 FAX:0294-53-8198


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